おはようございます。
コミュ障と嗤われることもあれば、コミュ力の塊と絶句されることもある荒川拓朗です。
人の言うことはあてにならないと常々感じます。
先日、Back to the Future1.2.3をようやく鑑賞しました。
一気見でした、面白すぎて。
どこが面白かったか、あげればキリがないですが王道とはこれだ、そんな感覚が胸中に手応えとして残りました。
キャラ、テンポ、1話完結じゃない1話完結で構成された3部作のまとまりの良さ…
いくつもありますが、特に僕が痺れたポイントは
『古さを感じさせない』
この点は、僕が作品に求めている何よりも肝要な事です。
その時の流行を追いかけることが新しいかと言われると、一概には言えないですが大抵『古さを感じさせない』訳ではないと思います。
製作者は流行も追いかける努力も必要だと考えていますが、それが新しさを感じさせるものではない。
流行はいづれ廃れ、退廃します。
では、どこで人は『古さを感じさせない』ことでワクワクし、見る人の心を震撼させられるのか。
僕は『網羅した情報から生まれる想像力』と『念出力』だと考えています。
例えば、鳥山明の絵に古さを感じさせないのは、彼の『網羅してきたデザインの情報から生まれる想像力』とそれを『捻出する力』が強固なものに仕上がっていたからではないか。
監督のロバート・ゼメキスもBack to the Futureを生み出すにあたって、情報収集やそれに基づいたり、基づかない自由な想像でワクワクする未来を夢想し、それを捻出したのではないか。
古さを感じさせないデザインや物語は
『多角的な情報』と『自由な発想』
『創造を捻出する地力』
から生まれると考えている。
売れるものには理由がある。
売れる理由も偶然や必然がある。
Back to the Futureは必然な流行だったと感じる。
流行を創造するなら流行に乗ってはいけない
ただ、知らなくて良い訳ではない
知って、想像して、ワクワクするモノを捻出する執念や制作への愛が
『網羅した情報から生まれる想像力』
『念出力』
この2つを強固にすることで、『古さを感じさせない』作品が生まれ、愛されるキャラやテンポ、まとまりある構成が作品を支える一助となり、『流行になる』
流行に乗るな、されど流行を知り、流行になれ
いわゆる僕の大好きな王道作品の秘密が『古さを感じさせない』にあると考える。
僕がBack to the Futureを面白く感じた最大の理由だ。