47都道府県各地で手持ち花火をして、似顔絵を描いて廻るヒッチハイク旅 22日目見聞録 6項目

8月25日 22日目

22日目が細かく区切られている理由としては、単純に文字を書く体力が減っているため
まだまだ続きます。
あと、70台ほどの方々に乗せてもらいます。
道中の出来事もあります。
いつ書き終わるんやろうか、まぁいいか。
そう感じるほど濃い日々だったから、書き残すに値するんだろう。 〜

神奈川で泊めてもらったAの弟のHと合流した。
3日前に初めて会ったAの弟とAの地元の栃木で会うなんて、我ながら奇怪な成り行きだと感じる。

元々Aとは※18fesで一緒に歌った仲間で、18fesのLINEグループに
『47都道府県各地で手持ち花火をして、似顔絵を描いて廻るヒッチハイク旅をするので、花火したい人は来ませんかー!』と投稿したことでやり取りする運びとなった。 ※18fes:全国の17.18.19歳から1000人が集まって、有名アーティストの新曲にコーラスで参加するNHK企画の番組

そのAが、僕とは一切の接点が無かった弟に
『ヤベー奴がいる』
と僕のことを話してくれた。
僕のSNSを見た弟が
『確かにヤベー奴がいた。ぜひ、会いたい』
そう思ってくれたようだ。

その弟から『Aの弟のHです〜うんぬんかんぬん〜ぜひ会いたい』のLINEが届いた時はたまげたものだ。

そして、会った。

Hとは黒磯駅の入り口付近で落ち合った。
Hと軽く話して、Aのように今日はよければ泊まって行くかと提案してもらった。
ただ、Aの時より胸中に『いいのか?』と疑問が広がったけど、この旅の僕は人に甘えることのプロだった。

彼はお母さんと車で来たようで、早速車で待機するHの母、Nさんのもとへ向かう。

Nさんは44台目に乗せてくださり、翌朝に次の地点まで送り届けてもらったり、なにかとすごいお世話になった。
それらについては、また後述する。

諸々挨拶を行い、早速後部座席へ乗せてもらった。
僕が神奈川でお世話になったAとの出来事、交わした会話について話したり、感謝を述べた。
Nさんも僕のことは、多少Tから聞いたようだが、TもAから何も聞いていない。
Aは2人に何も言っていなかった。

そこにあった予備知識としては
『荒川拓朗は全国で花火をしたり、似顔絵を描いたり47都道府県をヒッチハイクで廻っているヤベー奴』
僕も
『Aより少し背が高い弟、Aの母』
お互いそれだけしか知らない。

後に、どうしてどこの馬の骨とも知らない僕を泊めてくれたんだい?と聞いた。 『信用してもらってなんぼのヒッチハイクで、全国を廻っている人が悪い人なわけない』

そう言ってもらって初めて、信用してもらっていることを理解すると腹の底が暖かくなることを知った。

道中、お腹が空いたか聞いていただいたから、かなり空いている、と答えた。
どこかで食べるかといった話になったが、家で作ってもらえることになった。

スーパーへ寄った。
スーパーでは、Hの夢や兄のAについて聞いた。

Hは高校3年生だった。
進路は映像の学校へ。
きっかけはAについても関係している。

Hの夢は
『兄のミュージックビデオの制作』

Aは25歳までに音楽で食べていくことを腹に決め、一年半勤めた仕事を辞めたばかりだ。

そのAの夢を叶えるために、力になれることを考えたHはMVを作ることに至った。
Aがお金に苦しくなっても、映像関係の会社で稼ぎ、25歳までは経済的にも後ろ盾になることも視野に入れている。

AはAで『拓朗や友達が、お金なかったら(ホームレス期の僕のような)家に泊めるし、飯も食わせる。プライスレスな宿』

AもHも、根底には誰かへの労りがあることを感じた。
この家族に出会えたことは、この旅を企画して発信した意義の一つだった。

それから、買い物を終えた彼らとともに帰宅した。

落ち着いた僕らは、花火をする場所を決めた。

近所の公園だった。
Aもかつて親しんだ思い出の一つに触れた。

この一つ一つの足取りは、僕にとってファンタジー世界に放たれたようだった。

3日前に初めて会ったばかりの男の子
その弟と母親に実家へ招いてもらい
初対面で良くしてくれた彼の地元にある公園
そこで彼の弟と夜闇に花火の火花を打ちひしぐ
耳に届くひぐらしの鳴き声
くゆる煙の匂いに夏を感じる

僕が何よりも経験したかった温かみが、僕をずっと包んでくれたようで、くすぐったくて、たまらなく愛おしい時間だった。

Hは、学校の友達にも僕のことを話したらしい。
本当に笑った。
なんだか、笑えた。
おかしくって、おかしくって。

ずっと誰かの後ろにいた僕が
〇〇の横にいる奴だった僕が
脇役でしか生きてなかった僕が
泣き虫で学生の時は浮いていた僕が
ただのルサンチマンだった僕が

まるで『荒川拓朗が生きる人生』の主人公になったようで

たまらなくおかしかった。

夏の魔法に罹った僕の思い出だ。

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