47都道府県各地で手持ち花火をして、似顔絵を描いて廻るヒッチハイク旅 19日目

19日目見聞録

噂を嗅ぎつけ上野公園へ。

行ったはいいものの、いつもの小心者病が再発した。

執念深い人間観察のようなことをしていた。

しかし、意を決して、一度声をかけた。

1人で空を見上げていた。

待ち人ではなさそうだった。

『似顔絵描いてるんですけど、下書き1分で描くんで、よければ1度、描かせてもらえないでしょうか』

たしかこんなニュアンスだったはずだ。

『いいですよ』

( ゚д゚)

ええんや!!!

描いている中で、話を聞いていると、どうやら相手の方も似顔絵を描いているとのこと。

恥ずかしながら、『ドネーション』という言葉を初めて聞いたし知った。

支援、寄付という意味。

その方は支援といった形で似顔絵を書かせてもらったようだ。

或いは、似顔絵と物々交換だったり。

そうと決まれば描き合いよ。

僕は早速、余っていた画材を渡した。

そして、描いてもらった僕の似顔絵がえらい男前で、良い意味で僕ではなくて上手だった。

その方と別れた2秒後、本当に直後、僕の肩が何者かにトントンされた。

振り返ると、そこには高校の部活での戦友がそこにいた。

大阪にいるはずなのに、滅茶苦茶ナチュラルに声をかけてきた。

数分動悸がおさまらず、凄まじい非日常に気分が高揚していた。

どうやら彼は東京へ、大学の夏休み期間で出稼ぎに来ていたようだ。

大阪で日雇いをしていて、『東京の方が割がいいから、18切符で来た』

Twitterで僕の呟きを見て、深夜バイトまでの間に会いに来てくれた。

会話は絶え間なく続いた。

花火ができそうなところを探して、一緒に花火もした。

話の果てが見えなかったので、続きは次にしっかり段取りして、一緒に飯を食べに行った時することにした。

その日の晩は、初めて顔を合わせるはずだった18fes参加者にもお会いすることになっていたのに、そんな妙なイベントが発生したことによって、気がつけば2時間待たせたバカは僕です。

そして、蒼が似合う彼が待つ神奈川へ。

※これは、後々決めた自分ルールなのですが、『待ち人』がいる場合は電車に乗っても良い。

或いは、乗車券が数百円単位の区間の場合、飽くまで乗せてくださる行いは、その方の善意から来るものであって、彼らは決して『タクシーでも何でもない』ので、無理に乗せてもらおうとせずに、弁えて電車に乗るところは乗るようにしました。

だけど、電車には『待ち人がいる時』『無理してまで、そこでヒッチハイクをする必要が無いと感じた』場合に限り、電車に乗せていただきました。

最低な自覚はあります。

自覚ある悪が、最も質が悪いということも承知の上で、僕は2時間その方を待たせたカスです。

最寄駅に着いた。

改札前に彼はいた。

爽やかな青年だった。

軽く挨拶をして、僕は謝って、飯を食べる流れになった。

夜はもう更けている。

食べたい店を聞かれたが、何があるのか分からず、その18fes参加者のAくんがオススメする店に行きたい旨を伝えた。

開いている店も少ない中で、『なら、油そばを食おうぜ』

後々、何度もお世話になる彼の自宅付近は、映画館、ファストフード店、スーパー、寿司屋、麺類、惣菜屋、だいたいなんでもお店が揃っていることに気づくことになる。

その中で油そばが美味しいからと連れて行ってもらった。

食券を買う時に、僕は何も言っていないが、『今日はもてなすよ』と言ってくれた。

お言葉に甘えた。

腹が減っているのか聞かれて、しばらく大したものを食べていないことを口走ると、油そばの大盛りを躊躇なく頼んだ上に、ライスが合うからとライスも注文することになった。

僕はとてもありがたかった。

食べている間、精一杯僕の旅の経験や、自分の夢のこと、A君について詳しく聞いた。

目を見て聞いてくれて、とても聞き上手な方だと感じて、沢山話させてもらった。

そして、充実した時間も終わりを迎える。

皮肉なことに、1日貰い物のお菓子だけを腹に詰め込む日があることもザラだった僕の胃は、想像を絶するほどに縮んでいた。

麺類なら、全て汁まで乗りました平らげる僕が終盤でお箸が進まなくなったのだ。

眼前に佇む油そばは食べても食べても減ることを知らず、結局ライスは完食したが、油そばはあと一歩及ばなかった。

A君にも、お店の方にも非常に申し訳ない気持ちになった。

『残してしまってすみません』と言うと、お店の方は笑顔でいいですよ!と言ってくださった。

ごめんなさい。

そのことについて、『残してしまってすみませんって謝れる事は、素敵な事だと思う』とA君は言ってくれた。

泊まるところは決まっているのか聞かれた。

決まっていないことを伝えると、泊まっていきな、と言ってくれた。

どこまで至れり尽くせりなんだと感じた。

旅を通して、何かを勧められた時に遠慮することを忘れた僕は、無論泊めてもらうことにした。

吐きそうになりながら、彼の家に向かう。

近所のセブンイレブンで、『夜を彩るものを買おう』と言って、アップルジュースと水を買った。

シャワーも借りた。

その夜は、ひたすらに語り合った。

お互いの夢や想いや考えを。

素敵な人物との出会いだった。

この日は、あまりにも濃い1日だった。

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