『僕は、5500円を払って7時間を買っている』
これは、いつも往復2時間かけて仕事場へ行き来して、5時間働くはずの時間帯に、出勤しない非番の日のことを語っている。
時給1100円のバイト、ただただ作業をする。
自宅との往復時間を含めて7時間をひたすら5500円のために過ごす。
出会う人もいつもと変わらない。
なんの変哲もない普通の人だ。
そこで、実は知られざる一面があった!なんていう不毛な考えはこの際捨ててもよいのではないか。
なんにせよ、僕は他に会いたい人がいるのに、戦う業界があるのに、その人に会うことをせず、そこに踏み入れていないことに対して酷い焦燥感に駆られる。
ここの人や業界を否定しているのではないことだけは間違いない。僕がやろうとしていることと明確にかけ離れている。
ただその一点だけだ。
どうして僕はこのお仕事をしているのだろう。
なんの感動もしない、そのお仕事をしている時間は、ひたすらに乾いた心で業務に向き合ってしまう。
そこに、何の意味があるのだろう。
君は、まだ理解していないだけで、3年は続けよう。
こんなことを言う人がいれば、迷わずはっ倒してもよいという法案でも可決しねぇかな。
3年は大きい。絶対。
だから、続けろと言うのも理解できる。
だけど、3年根をはる覚悟を決めるとしたら、今の職場に決め打ちすることはまずない。
出るべきか。